旅さきでの想い出の写真...
誰かさんのラブレター...
うれしいこと...。哀しいこと...。
その ひとつひとつに
何処かの誰かが無限の憶いを委ねながら
郵便配達人たちの大きな革鞄いっぱいに詰め込まれて...
人から人へ... 街から街へ... 海越え... 山越え...
旅していく
星の数ほどのエンベロープ ( ハトメ付きの紙封筒 ) ...。
そんな...
ありふれた日常のなかに隠された
ほんとうは とってもドラマチックなシステム、そして出来事に
インスパイアされながら...
ひかえめだけど...
とっても実用的で... 端正で...
それでも どこかウォーミーなプロダクトを手がけてきた
POSTALCO ...。
丈夫なテント生地をつくるためのプレス機械を駆使して製作した
オールドファッションなプレスコットンに
ベジタブルタンニングのクラシックレザーを組み合わせた
ノートパソコンやタブレットの収納にもぴったりの
A4サイズのエンベロープから
ポストカードサイズのウォレットや小さなカードケースまで揃う
シンボリックなポートフォリオスタイルのプロダクツは
私たちのライフスタイルにおいて
今 あらためて見つめ直すべき とても素敵なマストピース...。
まずは
描いたばかりの秋のプロットを
さらり...と そのエンベロープへと携えて
つぎの季節の扉を放ちましょう...
夏の名残り...。
秋のはじまり...。
とは言え
目覚めた傍からふりそそぐ太陽のひかりは
今でも容赦はなくて...
感情のかどで縁取られた こころの真ん中のプリズムは
今だって...
眩く乱反射を続けてる...。
それでも...
空っぽだったクローゼットに
すこしずつ... すこしずつ...
つぎの季節の空気をまとった洋服たちが届きはじめて...
足踏みしてる お洒落ごころの把持 突くから...。
「 Indigo Delave 」
インディゴ ドゥラベ ( 洗いざらしのインディゴ ) 」...
マリンブルーに色醒めるまで 何度も洗いざらした
A.P.C. ( FRANCE ) のインディゴのボタンダウンシャツに
真白なレザーのテニスシューズ...。
「 corde du roi 」
コール デュ ロワ ( 王様の畝 ) ...
贅沢な太畝のコーデュロイであつらえた
Studio Nicholson ( ENGLAND ) のボリュームパンツ...。
シンプルな気持ち... シンプルな粧いに
すこしずつ... すこしずつ...
つぎの季節の趣きのあるマテリエルが重なって...
まるで
サープラスに積みあげられた
草臥れたワークベルトやミリタリーベルトのように
フランスメイドの軽薄さを匂わせる
キッチュなスタンプレザーをこともなげにスタッズ留めした
COMME des GARCONS SHIRT ( FRANCE ) の
ミニマルな革ベルト...。
革の表情も... 醸すだす風合いも...
定めたはずの長ささえもが まちまちで...
なんだか ぬけた空気がただよって...。
お洒落だって...
いつだって渾身のオードブルばかりでは飽きてしまうもの、
夏の面影が色濃くただよう気怠い昼さがり...
気ままなカフェのフリッツみたく
こんな
気構えないレザーベルトが
とっても素敵にうつることもあるよね...