やもすると
ハードに映る アーミータイプのブルゾンは
しろい吐息がまとわりつく
冬の さむい朝には
こごえる指さきまで ちょこりと被い隠せるくらいに
オーバーバランスで着合わせて...
まるで
気のおけない おとこ友達からの 借りものみたく
その ハードさをを
女性の華奢さを際立たせた キッチュなコントラストで
着こなしてみせるのは
私たちの
おしゃれのマストデクニック…。
だけど...
そんな バランス重視のテクニックも
仕上げのコーディネイトを
うっかり間違えれば...
まるで
お兄さんのお下がりを着た 腕白な おとこの子みたく
なってしまって...
私たちらしさ どころか
すべてが 台なし...。
そんな
うっかりミスを避けるためにも
まだ まだ
私たちの お洒落ごころも 暖まりきれない
おしゃれの季節のはじまりに
おとこの子風情の
オーバーバランスな アーミーブルゾンに
着合わせるのは...
大人の女性らしさを際立てた
エレガントな ロングスカートと参りましょう...。
こちらの
スウィート&ビターの さじ加減には
間違いはございませんもの 。。。
とおい とおい時代、
とおい とおい戦地へと赴いた人びとの
凍えるこころを暖めた
ふるい時代の アーミーブランケットの
さらさらさら... と どこか渇いた毛織物のニュアンスを
モチーフに
稀少なヴィンテージウェアのコレクターとしても世界に名高い
イギリスのデザイナー、
Nigel Cabourn ( ENGLAND ) が
彼の こだわり心を満足させる
日本の こだわり技術をもちいて織りあげた
まるで
野山のテントのすみに放り投げられた
すっかり使いなじんだ ヴィンテージブランケットを憶わせるよな
おおきな… おおきな... 毛織物のスカーフ...。
ふかまる秋...。
そして、冬 。
つめたくも感じはじめた北風に 背中をおされて
家路をいそぐ 街路樹のした...
美しくも輝きはじめた星空を 肩をすくめて
ひとり眺める 夜空のした...
私たちには
こんな...
なによりも 飾らない 一見 粗野な 毛織物のスカーフこそが
なによりも 愛おしく... 暖かく感じられるのかも...。
おしゃれの季節、到来 。。
秋、到来 。。。
おしゃれの季節をめぐる アウター選びにだって
そろそろ
本気になって取り組むころ...。
みなさんは...
そんな アウターとのコーディネイトに不可欠な
ボーダーシャツの準備のほうは
きちんとお済みになってるかしら?
今日は...
深まる季節のコーディネイトに きりり...と 私たちらしさを薫らせる
スノッブな ボーダーシャツ...。
フランス文化に根づいた
バスクシャツと 職人たちのクチュールテクニックに
川久保 玲の 美意識と 研ぎすまされた感性をちりばめて
創りだされた
この秋冬の
COMME des GARCONS SHIRT ( FRANCE ) の
ボーダーシャツ...。
白と黒とが創りだす
美しく オーセンティックなコントラストに
ブランドのアイデンティティともいえる
手仕事のパッチワークで表現された
有機的な
ひかり...。 そして 影...。
大きな窓から 秋のひかりが降りそそぐ 19世紀の建物に
恐竜たちや マンモス...
そんな 太古の生物たちの骨の標本が美しく鎮座する
オーステルリッツの自然史博物館を
それらが織りなす
複雑な ひかりと 影...。 美しい 白と黒のコントラストを楽しみながら
散策する
午後のひとときを憶わせてくれるような
ボーダーシャツを
この秋は...。