この秋冬、
こだわり派ファッションピープルたちの話題をさらったのが
160年もの歴史を誇り
フランス人の伝統的ライフスタイルに根づいたアイテムを
生産し続ける
フランスを代表するアウトドアブランド、
「 AIGLE ( エーグル ) 」と
40年ものキャリアを誇り
いまも通を唸らせる ヴィンテージスタイルのコレクションを
提案し続ける
英国を代表するデザイナー、
「 Nigel Cabourn ( ナイジェル ケボーン ) 」 との
お互いのスペシャリストとしての能力やリスペクトを
余すことなく注ぎこんだ
とても とても 意欲的で 刺激的なコラボレート...。
伝統的コートづくりにはかかせない
ハリースティーブンソン社製の撥水ワックスコットンを
古典的フレンチワークスタイルに縫いあげた
ふるき良きフランスの家内制手工業の薫りがただよう
ワンピースコート...。
まるで ヨーロッパのながい歴史と 深い思慮をまとうような
なんとも贅沢なワンピースコート...。
両者がつくりあげた
フレンチノスタルジックの世界、
この秋冬は 思う存分 堪能させていただきましょう...。
今日もまた... 冬の予感...。
そしてまた... 戸惑う気持ち...。
コーヒースタンドに立ち留まって
シナモンドーナツひとつ、
紙コップのコーヒーを 凍える両手で 包み込む瞬間が
嫌いなわけじゃないんだ...。
お気に入りのダウンジャケット、
真っ赤な頬を ぐるぐる巻きのマフラーにうずめる瞬間だって
もちろん、嫌いじゃない...。
だけど... もう少し...。あと もう少し...。
チェック柄のフランネルシャツ、
寒さしのぎのアウトドアブランドのベストを
気ままに着重ねながら
眺める 夕暮れの遠い空、大好きな秋、楽しんでいたいから...。
冬の気配が 織りかさなっていくように
さりげなく ウィンターホワイトを重ねながら つくりだされた
ヴィンテージテイストのアローデザインが 印象的な
パタゴニアの新作ベスト...。
ぽさぽさぽさ...と ランダムな毛足のながいパイパイルも相まって...
ヴィンテージショップにならぶ
パタゴニア創成期の シンチラフリースを想い起こさせる
シルクに カシミア、スーパーファインウール...。
とびきり贅沢なマテリアルが創りだす
まるで
ルイスキャロルの小説のなかに登場する 少女のこころの中や
こどもの頃の宝石箱を眺めているかのように
とってもゴージャス... だけど どこかポエトリーな儚い世界...。
愛犬 キャンディと一緒に ロンドンに暮らす彼女らの
かの HERMES でさえも惹きつける
尽きることのない イマジネーションは
いったい 何処から生まれてくるのかしら?
お気に入りの画廊に また出掛けたくなる 透明な季節...。
自分好みのアートを堪能するように まといたくなる
優雅なカーディガン...。
ゆたかな季節、素敵なひととき、
こんなカーディガンをまとって 自分らしく過ごしたいものだね...。
「 女性たちの
こころに秘めた情熱や
前向きな気持ちの色に染まったように... 」
いままで
スノッブな男性たちを中心にコレクションを手がけてきた
semoh が
新たな憶いの丈を示すように
いままで使いなじんだ 自身のブランドタグを
改めて ひとつひとつ 芳醇な " 赤ワイン " に染めることから
はじまった
大人の女性のための はじめてのコレクション...。
ふるい貴族の屋敷に飾られた
ゴブラン織りのヴィンテージタペストリーを想わせるような
風合い豊かなファブリックをもちいて
仕立てられたのは...
かつて あのココシャネルが
世の女性たちに新たな価値観を創りだしたジャケットみたく
どこか知的で 大人の女性らしさに溢れた
カラーレスジャケット...。
デザイナーの憶いをこめた
大人の女性たちのための ワイン色のブランドタグが縫いつけられた
そんな エレガントなジャケットにさえ
アメリカ シアトルの街の 伝説的ハンティングブランドが手がけた
" ほんき " 具合が いっぱいの 男前なニット帽を
目深にかぶって...
いまでも どこか 照れ隠ししてしまうところが
私たちらしさなのかしら...。