色とりどりのTシャツで
目醒めたばかりのお洒落ごころを自分好みに染めたなら
白い手編みのセーターに 白いアトリエパンツを
キャンバスにして...
描きだしましょ。
春のお洒落のプロットを...
春らしく... スマートに...
季節の清涼感でいっぱいの " 白 " を中心とした
ワントーンコーディネイト...。
でもね。
ただ ただ それだけじゃ、
私たちらしく... シニカルに...
心を抓る " ときめき " が すこしばかり足りません...。
そんなときには...
" 白 "い粧いを背に 凛と際立つ
とっておきの「 デイパック 」。。。
ふるい時代...
羊にまじってファームで働く女性たちの髪を束ねた
カーチフみたく
白く伝統柄に抜染されたインディゴのテキスタイルを
縫いあげた
クラシックスタイルのデイパック、
その「 ぶた鼻 」 には
大きなコンチョボタンのアクセント。。。
日差しや汗に晒されて
いつしか " その人 " 色に色なじんむ
インディゴのジーンズみたく
デイパックだって 私たちらしく「 経年変化 」を楽しみます...。
2月...。
夜は まだまだ長くって...
そんな2月の長い夜には
銀色にひかる錫のメッキのランタンに明かりを灯して
尽きない春のお洒落談義を続けましょうか...。
ドイツ生まれのプロダクトらしい質実剛健さで
100年以上にわたって そのスタイルをほとんど変えることなく
僻地の探検家から... 街のロマンチストの傍らまで...
明かりを灯し続けてきた ニャーのフェアーハンドランタン...。
数年前、
さらなる品質、耐久性の向上のために
それまでの ブリキ細工のように時代遅れの生産過程を最新式へと仕様変更 。。。
いつまでも 歪むことなく... サビることなく...使えるようになったと誇る
彼らだけれど...
すっかり 歪んでしまった... 錆びついてしまった... 私たちの気持ちは
いったいどうしたらいいかしら...。
そんな時代にのれない人たちの夜には...
ほんのすこしだけ残ってた 旧モデルのランタンを...。